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Cross Clothe KT (2006)

新潟県十日町市の地元産業の着物生地とそのイメージを使ったボランティアスタッフ用1400枚の制作と、それと同じデザインを変化させたインスタレーションを制作した。着物生地という伝統的なものを現代服Tシャツと融合させた新しい形を提案し、素材や染色やサイズや枚数やパターンの細部にわたって打ち合わせを重ねた。また方袖部分は十日町産の着物にこだわり地元の旗屋や工房を一軒一軒まわり50反以上の反物を集め、Tシャツ一枚一枚に着物の袖を組み合わせた。

越後の伝統産業である着物生地に出会ったことから、衣服の生地が持つ重要な社会性に気づき。製法や文様から、布がもつ歴史的、地域的な特徴や精神性を再検討し、十日町の「きもの」を活用したTシャツを制作、キナーレホールに長さを変えた100枚をマトリックス状に展示した。会期中、多くのこへび隊がこのTシャツを着て越後妻有全域を駆けまわった。作品素材=着物生地、Tシャツ生地、紐
協賛企業:BEAMS

キナーレ(十日町/新潟)

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006
プロポーザルコンペディション入選