Cuore(2021)

「Cuore」(クオーレ)は、イタリア語でハート、心、心情、愛情、喜怒哀楽、の意味です。ハートの形ということだけではなく、日々変化していく心の動きや情操を表現しました。

沙羅の木の枝は天に向かい直線的に、藤の枝は柔らかな曲線で、自然でありながら優美な造形をしています。沙羅の木と藤の枝に赤やピンクのアンティークの着物の生地を細く切って巻き付け、赤いグラデーションの木の枝を制作しました。着物の持つ色合いや和の柄、絹の風合いなどの素材も感じていただけたらと思います。

平家物語に出てくる沙羅双樹(サラソウジュ)と表現されている樹木は、「沙羅(サラ)の木」というインド原産のフタバガキ科の樹木で高さ30mにもなる熱帯の常緑樹です。沙羅の木(シャラノキ、サラノキ)は仏教において三大聖木(さんだいせいぼく)と呼ばれる樹木の中のひとつです。仏教では「生命の木」と言われ、若返りや復活を意味する樹と伝えられています。(日本では夏椿(ナツツバキ)を沙羅の木(沙羅双樹)と呼んでいます。)

個展「Cuore」
(クオーレ)
ホテルグランヴィア岡山1階ロビー
2021年2月9日〜 3月15日