青少年アート実験室 アップサイクルプロジェクト×Cross Clothe(2023)
「西大寺×アート・ファッションデザイン×アップサイクル」をキーワードにした、地域アートイベント。公益財団法人 福武教育振興財団からの助成をうけ、プロジェクトリーダーを久保美沙登とし、みんなの劇場・岡山と西大寺公民館と共催で実施した。
ファッション業界が向き合うSDGs目標12「つくる責任 つかう責任 すべて の人の意識と行動をシフト」を念頭に、目標の実践に向かい挑戦する壮大なプロジェクト。
アパレル企業で廃棄となってしまう生地を、花びらのキットとして再利用。リサイクルではなくデザイン性や付加価値を付け加え、アップサイクルとしての可能性を探り実践する試みを行った。キットを使っての作品パート「花びら」づくりは、全年齢が対象で、花びらづくりはキットを持ち帰り、自宅で作成することもできた。アップサイクルは、「不要なものにデザインをプラスして価値を高める」という考え方です。作品展示を中心とするプロジェクトリーダーは生活実践科学科の久保美沙登が担当しました。5月からメンバーを募集し、西大寺の地域の調査、カイタックタックホールディングスへの企業見学などを経て、花びらキットを作成、108枚の花びらをいろんな方に制作に関わってもらった。
2023年10月8日(日)、西大寺で定期開催されているレトロマルシェと同日開催で、『青少年アート実験室アップサイクルプロジェクト×Cross Clothe』「遊びながらまなぼうin西大寺」を開催した。
『いっしょにあそぼコンサート』では、チーム未来の保育士(就実短期大学 幼児教育学科の学生有志メンバー)と山下世史佳先生が出演し、SDGsに関する小話を挟みながら、親子で楽しめるピアノ演奏、歌やダンス披露があり、会場がなごやかで暖かい雰囲気に包まれた。 当日は、アパレル企業から出た端材や着物の端切れで作られた美しい花びらのアート作品のもとで、ハギレを使ったワークショップも行われ、公民館のロビーでは子どもの古着の交換会もあり、親子でSDGsについて学びながらアートにも楽しく触れ合えるイベントとなった。
「青少年アート実験室 アップサイクルプロジェクト×Cross Clothe」
西大寺公民館 大ホール
2023年10月7日-8日
助成:公益財団法人 福武教育振興財団